Josef Sudek

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フレクサレットに35mmアダプターを付けてみた。
カメラに付いてきた物で、装着するとパトローネ入りの35mmが使用できるというアダプターだ。
フレクサレットVIIのテイクレンズは80mmベラーである。
120mmフィルムを使った場合、35mmフィルム換算で44mm程度だ。
これを35mmフィルムに使った場合、単純に80mmとすればいいのかどうか分からないが、かなり画角は狭くなる。
さらにボディ下側のフィルム室から巻き上げる形になるので、通常の撮影では縦位置ということになる。

こういうアダプターはローライにもローライキンがあって、かつてはポピュラーだったようだ。
このフレクサレットVIIの物は24mm×24mmのマスクなんての付いている。
これ1台で何でも…みたいな発想だ。

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もちろん横位置でも撮れないことはないが、被写体に対して90度横を向いてボディも真横にして撮影することになる。
スポーツファインダーを使えば正対して撮れるが、シャッターボタンの位置もおかしなことになるので、撮り難いことに違いない。

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レンズの美味しいところ取りというか、イメージサークルの中心部分しか使わないことになるので、レンズの長所が活きているはずだ。デジタル専用のレンズではなく、フルサイズ用のレンズをAPS-Cで使うようなものだ。

フレクサレットはチェコのカメラであるが、チェコといえばJosef Sudekではないか。
スデックがまさかフレクサレットを使ったとは考えられないが、いつかこのカメラを携えてプラハの街を彷徨ってみたい気持ちにもなる。