草枕

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苦しい時の神頼み、と言うか…。
何かと追い詰められる様な事が有ったりすると、どうにも自分独りでは背負い込めなくなって、かと言って誰かに投げるのも違う筈なので、望みは極めて希薄なれど、正に一縷の望みを託して、である。

よく人を「強い」とか「弱い」とかに分類する話を見聞するが、人等は弱いに決まっている。
一撃で相手を倒す爪や牙が有る訳でも無いし、一瞬にして敵を置き去りにする俊足を持ち合わせて居る訳でも無い。
人は弱い、と自覚したので、人は此処迄生き長らえて来た筈である。
勿論、先述の「強弱」は物理的な話だけでは無く精神的な意味合いで用いられる事も有るが、此れも同様であって、人は人が思う程強い精神を持っている訳では無い。
経験や学習で幾許かの差は在るにしても、其れは降り懸かる艱難辛苦を何かに置換する能力が長けて居る丈で有って、些か逆説的では有るが、人の精神の強弱で問題を解決出来得る能力を計る事は出来ない共言得るので有ろう。

僕は決してペシミストでは無いと自覚して居るが、次から次へと起こる厄介事には閉口して居る。
強くも無い僕は何とかうっちゃって事無きを得るのが常套なので有るが、今回ばかりはそうとも言っては居られない雰囲気である。
玉砕覚悟で正面突破を狙うか、其れともとことん逃げ回るか。

愚陀仏では無いが「兎角此の世は住み難い」 

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