ゾーン

Leitz Summaron f=3.5cm 1:3.5 ( Goggle ), Leica M3, Kodak Tmax400

1 枚目は娘にカメラを渡して使い方をざっくり教えてから撮らせてみた物。
何が撮りたかったのかよく分かりません ( 笑 )

ゾーンに入ると言いますか、タイミングが合うと、36 枚はあっという間に終わります。
逆に乗れない時には 10 枚も撮れなかったり。
時間にすれば 1 時間あるかないかなので、そんなモンだ、と言われればそうなのかも知れませんが、一体この落差はどうしたモンじゃろかい、と。

僕は取り残したフィルムをカメラに入れっぱなしにするのがダメなのです。
だから 36 枚の半分も撮り終えていれば、もうその日の内に取り出して現像してしまいます。
確固たる理由などないのですが、ま、性分なのでしょう。
したがって 10 枚しか撮れなかった日は、かなりストレスをためる事になります。

そんなこんなで昨日はすっきりさっぱり。
36 枚が見る見るうちになくなりました。
で、気に入った写真が撮れたかっていうのは、また別の問題でして …。

Say cheese

Leitz Summaron f=3.5cm 1:3.5 ( Goggle ), Leica M3, Kodak Tmax400

先日ハービー山口さんが出ていらっしゃったテレビ番組を見たので、声がけしてポートレイトを撮ってみました。
安直と言いますか、何と申しますか ( 笑 )

以前はよく声をかけて撮らせてもらっていましたが、最近は何となく気後れがしてしまう様な。
それでも自慢じゃありませんが、声をかけて撮らせてもらうのに断られた事がないんですよ。
ただもう何と申しますか、ひたすら道化に徹する感じなので疲れてしまうわけです。
それでも良い画を撮れるなら、と頑張っていたのですが、最近は年齢のせいか根気がなくなってるんでしょうね ( 笑 )

ああ、そう言えばハービーさんのポートレイトを撮らせてもらった事があったっけ …。

「良い」か「好い」

RICOH GR Digital IV

画を Aperture で開いてあれこれ弄っているうちに厭になりました。
もともとそんなに弄る方ではないと思っていますが、今日はマイナス補正のフォローとしていつも行なうシャドーの持ち上げすらしませんでした。
弄る方ではないと言っておきながら、ここまで弄らないのも珍しいのです。

写真などを趣味にしていると、あるジレンマを抱えます。
「いい写真」を撮れるようになりたい、と思うようになるのです。
では、と問われます。
「いい写真」とは何ぞや?と。

よく男性・女性問わず、「いい人」という表現で他者を認識することがあります。
もちろん本当に「好い人」である事もあるのですが、「良い人」の場合は「どうでも良い人」を指す事もあり得ます。
これは写真は固より、あらゆる事柄について言えることではないでしょうか。

この日本語の「いい」という表現は、これまた実に曖昧な言葉なのです。
何しろ「いい」という言葉には「いらない」、つまり” No “の意味すらあるのですから。
また先にも書いたように「いい」は「良い」であるのか「好い」であるのかによっても意味が変わります。
「いい写真」を撮りたいとなると、この曖昧な世界を目指そうというのですから、それは大変なジレンマとなります。
誰にとって、どのように「いい写真」であるのか。

こうなってくると、もう「いい写真」である必要がどこにあるのか、などと思い始めます。
堂々巡り。
また最初に戻って、の繰り返しです。
案外と消耗するのですよ?これが。