はじめまして

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午後にブログやツイッターを通じて知り合いになった方とお会いした。
僕なんかよりも、ずっと真摯に銀塩写真と付き合って居られる方で、僕自身も一度お会いしたいと思っていた所に、お誘い頂いたので是非とも、と相成った訳である。
とは言うものの、お互い家族が別の場所で用事を済ませている間だけ、と言う状況であるので、一時間有るか無いかの状況だ。

僕は前からそうなのだけど、例え写真がきっかけで知り合いになれた方とお会いしても、写真の話をする事は余り無い。
どんな人がその様な写真を撮っているのか、に興味があるのであって、どんなカメラでどのようにして…と言うのは二の次だったりする。
今日もそんな感じで、同伴されたお子さん ( お二方共にイケメン ) の話や、仕事なんかの話に終始していた。
お人柄みたいな物は写真にも出るのであって、彼の写真のように穏やかで物静かな印象は、実際お話していても変わる事が無かった。

以前のエントリーで「 P6 のファインダは暗い」と言った事を書いたのを覚えていて下さって、ご自身の自作されたスクリーンをお持ち下さった。
スプリットタイプなので好みに合うかどうか…と仰って居られたのだけど、兎に角現状では少し暗がりになっただけでもピント合わせが不安な状況なので、ちょっとでも明るくなるのであれば、好みが云々なんて言うのは贅沢だ、と思うくらいなのだ。
帰宅後、早速装着してみる。
日中の屋外で試してないので、どれ程の使い勝手なのかが分からないが、ピント合わせという意味では、格段に遣りやすくなった。

次回は撮り歩きでもしましょう、とお約束して別れる。
彼にはどんな風に僕は映ったのだろう。
ま、怪しげなちっさいおじさんだ、と言う判断であれば矜持でもあるのだけど ( 笑 )

ラボ

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カラーネガは好きだ。
まぁ、大体僕の子ども時代の写真の殆どがカラーネガの物だし、何かと見覚えのある色調であるのが、そうさせるのかも知れない。
ポジを集中的に使った時期もあったが、別に入稿する訳ではないし、フィルムに依っては可成り誇張される場合があるので、在る物を在るように撮る事が主題なのであれば使いにくいと感じる事がある。
そういう意味ではモノクロも違うと言えば違うのだけど、ま、素描、水彩、油彩の違いと言えば、大体の感じはお分かり頂けるだろうか。

ところが昨今の銀塩縮小の折、問題になるのが現像の問題である。
プリントは「お店プリント」であれば、手焼きではないがフィルムからプリントする事は難しくない。
しかし現像、とりわけブローニーサイズなどのライカ判をデフォルトにした場合のイレギュラーサイズには、現像自体は可能だが、大体の街ラボは「外注」になる。
これは現像機の問題ではなくて、アダプターを備えているかどうか、という話らしいのだが、フィルム現像自体が殆ど無いお店では、まず置いておく必要がない、という事なのだろう。
まぁ、これを逆手に取れば、お店の特徴にできるのでは、とも思うのだけど。

そんな中、ブローニーネガ即日現像というお店はある。
撮った写真を見られるのが 2 ~ 3 日後なんて言うのは、何の冗談か、とも思うのだけど、そういったお店が見つからないと、外注の為に、それくらいの時間がかかって当然というのが実況ではある。
しかも料金自体も上がる訳で、それではフィルムを使うのに二の足を踏んでしまうのも分かろうという物。

僕が利用させて貰っているラボは、一見普通の街ラボだが、プリント技術はメーカーの技術賞を受けるような達人の居る店。
しかもブローニーも 1 時間現像、1 本 500 円也。
この時代、安いのか高いのかは判断が分かれると思うが、ひとまず僕が知りうる即日現像の料金では一番に安価だ。

元気の良い奥様とご主人、ご家族で切り盛りされている、このお店。
名古屋市内ではないが、もし行ってみたいと仰る方にはお教えするのでご連絡を。

節分

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名古屋にも雪は降る。
ただ積雪するのは一年に一度か二度くらい。
それも夜の間に降り積もって翌日には晴れる事が多いから、大体午前中には消えて無くなってしまう。
だから雪景色の名古屋というのは、案外と貴重な物かも知れない。
昨日はそう思って、消えないうちに一本撮った。

節分が終わり、明日は立春になるが、来週にはまた寒気団が来るのだと言う。
事によると、また積雪なるかも知れない。
春を感じるのは、まだ暫く時間がかかりそうだ。

ウエストレベル

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P6にウエストレベルのファインダを付けてみた。
購入した時にケースと一緒に付いてきたのだけど、露出計付きのプリズムファインダが思いの外便利だったのと、露出が結構当たるので付けっぱなしにしてきたのだ。

スクリーンのせいか非常にファインダが暗いのと視野も狭いのだが、もうこれはP6の特徴の一つでもあるらしいので諦めていたのだけど、ウエストレベルであれば「ある程度」は救われる。
僕の視力の問題でもあるのだけど、プリズムファインダでピント合わせが厳しいような状況でも、ウエストレベルでルーペを使うと、案外と合わせやすく感じるのだ。

勿論カメラ自体も軽く、露出計と連動しないプリズムファインダと、外部の露出計を使って撮るウエストレベルファインダとでは、逆にウエストレベルの方がテンポが良い。

やはりカメラはシンプルな物の方が好い。