RICOH GR Digital IV
忙しいとは心を亡くす事とは能く言った物だと思います。
愚にも付かない下らない事を、ああでもないこうでもないと捏ねくり回しています。
誰かを慮ると言うのは大切な事かも知れない。
でもそれを誰かに押し付けた途端に思惑は暴走を始めるのでしょう。
何かについて考えたり、思いを巡らせたりする事は自由だし、何かに束縛されたり抑制されたりするべきではありません。
あるいはそれについて述べたりする事も。
志を共にして同じ目的の為に活動をしようというのは、至極真っ当な事だとも思います。
ましてやそれが人助けであれば、何も迷う事などないはずです。
ただ、それを思うのと同時にこんな事も思うのです。
世界の平和とは?世界中の人たちが等しく平和で文化的な生活が遅れる世界?
70 億の人々が満たされるだけの食糧を供給する能力がない現代社会において、それは絵空事じゃなく実現出来ると?
それを口にするあなたの生活は、そういった人たちからの搾取の上に成り立っている事を知らないとでも?
あなたの生活を彼らのレベルまで厳しい物にしても、その崇高な理想は実現されない事を知らないとでも?
毎年年の瀬にはこんな事を考えている気がします。
そして毎年思うのです。
必死に今を生きているヤツが一番エラい、と。