memoranda

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RICOH GR Digital IV

忙しいとは心を亡くす事とは能く言った物だと思います。
愚にも付かない下らない事を、ああでもないこうでもないと捏ねくり回しています。

誰かを慮ると言うのは大切な事かも知れない。
でもそれを誰かに押し付けた途端に思惑は暴走を始めるのでしょう。

何かについて考えたり、思いを巡らせたりする事は自由だし、何かに束縛されたり抑制されたりするべきではありません。
あるいはそれについて述べたりする事も。
志を共にして同じ目的の為に活動をしようというのは、至極真っ当な事だとも思います。
ましてやそれが人助けであれば、何も迷う事などないはずです。

ただ、それを思うのと同時にこんな事も思うのです。
世界の平和とは?世界中の人たちが等しく平和で文化的な生活が遅れる世界?
70 億の人々が満たされるだけの食糧を供給する能力がない現代社会において、それは絵空事じゃなく実現出来ると?
それを口にするあなたの生活は、そういった人たちからの搾取の上に成り立っている事を知らないとでも?
あなたの生活を彼らのレベルまで厳しい物にしても、その崇高な理想は実現されない事を知らないとでも?

毎年年の瀬にはこんな事を考えている気がします。
そして毎年思うのです。
必死に今を生きているヤツが一番エラい、と。

GRD4

RICOH GR Digital IV

GRD は二代目から使っています。
コンパクトなのは言うまでもありませんが、何気なく撮った一枚が他のカメラでは代用の効かない一枚になったりもする底力を持ったカメラです。
今流行のローパスレスでもフルサイズセンサーでもありませんが、画の説得力は何ら引けを取るような物ではありません。
僕は老眼なので GRD には外部ファインダーを付けて使います。背面ディスプレイは眼鏡をかけてセッティングを変えたり画を確認したりするだけです。

GRD で撮っていると普段やらないようなセッティングを試したり、撮らないような物を撮ってみたりと自分の殻を破ってみる体験が気軽にできます。
他のじゃできないのか、と言われると実はそうでもないわけで、単に思い込みみたいなものですが、やはりカメラ自体がコンパクトであることが誘因なのかも知れません。
上の写真もカメラに予め用意されているシュミレーションのポジフィルム風を使ったもので、後からは何も加工していません。
最近のデジカメはフィルムシュミレーションなるものが搭載されることが多いのですが、今までほとんど使うことはありませんでした。
しかし GRD のそれは、ちょっと渋い発色が気に入って、むしろ積極的に使うようになりました。

アンダー気味が好きなのは何のカメラでも同様なんですが、シャドーを潰れる寸前まで落としてバキッとハイライトを持ち上げるなんてことも、あまり普段はやらないことです。
デジカメは商品のサイクルが早いので、あまり話題に上らなくなってしまった GRD ですが、これさえあれば何とかなるという安心感を持たせてくれるカメラでもあります。

光跡

RICOH GR Digital IV

GR Digital IV の「インターバル撮影」です。
Flickr のタイトルは “1 hour” と付けましたが、実際には 1 時間も行なっていません。
たぶん30 ~ 40 分くらいだと思います。

ま、手慰みってことで … ( 笑 )